困ったときこそ笑顔を忘れずに

易に“困った!”という卦があります。
47番目、澤水困(たくすいこん)です。
困った卦なのに、彖辞には“亨る(とおる)”と書いてあります。
それには、ある条件付けがあります。
“大人(たいじん)ならば”です。
大人と言われても、私を含めて大抵の人は小人なので(笑)。

では、大人は具体的に何をするかと言いますと、
まず
①笑顔。
それから、
②余計なことは言わない。
方策として、
③あわてて動いたり、焦りから憂さ晴らしをすることがもっとも良くない。
で、
④命を掛けて取り組む。

愚痴を言わずに周囲に心配を掛けずに、問題から逃げないで、ということです。

易は、すべての困ったことにそのように対応しなさいと言っている訳ではありません。
四大難卦といわれる“屯”“蹇”“坎為水”そのほかにも、“剥”“明夷”など、
さまざまな困った状況に応じた対応方法が教示されています。


困 彖辞からでした!

(易経 上下 高田真治・後藤基巳:訳 岩波書店)